オーディオの備忘録と聴いたり読んだり眺めたり、まったり。
ピエール・ルメートルの新しい犯罪小説かと思いきや、序文を読んでみるとデビュー作の前に書いた作品だと本人が書いている。どうもこのジャンルはもう書かないようで、少々寂しい。
実存主義といえばサルトルを思い出す。その通り、サルトルを中心とした実存主義哲学にそった人たちを振り返り、その方達の考え方や生き方が見事に語られれている。
2階の薄いフローリングにスピーカーがある。オーディオで一番お金がかかると思えるのは家だと思われる。部屋も狭いのでスピーカーはトールボーイでウーハーは150mm、TANNOYの Precision6.2LEというタンノイらしからぬ音にキレとスピード感がある。低音も引き締まった良い音なのだけど、ウッドベースの低い音が逃げているようだ。
1915年に書かれた英国の冒険スパイ小説の古典を読んでみた。本に付いている帯にはヒッチコック監督が映画化とも記されている。
チェロを認知症や自閉症の方々、癌末期の患者さんに奏でながら手当を探る記録であり、音楽と人生を紡ぐ詩である。