いつのまにか機材が増えて、3セットの組合せになっている。いろいろと変更をしていたけれど、2021年になってからは下記の構成で落ち着いている。
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   スピーカー  | 
  
   パワーアンプ  | 
  
   プリアンプ  | 
  
   フォノイコライザー、DAC  | 
  
   MC  | 
  
   トーンアーム、音楽サーバー  | 
  
   プレーヤー  | 
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   TANNOY Precision6.2  | 
  
   アキュフェーズ  | 
  
   マランツ#7タイプ  | 
  
   STA-6600  | 
  
   AC-400  | 
  
   QL-A75  | 
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   LT1115  | 
  
   T-30  | 
  
   QL-Y7  | 
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   Topping D90  | 
  
   -  | 
  
   Raspberry Pi  | 
  
   Volumio  | 
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   Rogers  | 
  
   ELEKIT  | 
  
   Chriskit Mk6 Costum  | 
  
   FP-3427  | 
  
   UA-7082  | 
  
   QL-Y7  | 
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   Sonus Faber  | 
  
   YAMAHA A2000  | 
  
   UTC
  A-11  | 
  
   QL-A75  | 
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   -  | 
  
   -  | 
  
   LHH300  | 
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 なんか器材が多いように思えるかもしれないが、40年間という歳月を考えると少ないのかもしれない。なかなか買い替えるという性分ではないので、実家にはダイヤトーンのDS-501というスピーカーも残っている。買い替えたというのは、McIntosh C40をアキュフェーズE-470にしてプリアンプをプリメインにしたぐらいである。
 TANNOY
Precision6.2LEのLEはリミテッドの意味で185ペア限定生産、低域の再生が34Hzから31Hzへと下がっている。特徴はTANNOY自慢の同軸スピーカーで定位は驚くほど素晴らしく、女性ボーカルの口がクッキリと浮かび上がる。
 分解能も優れていて分析的な部分がアキュフェーズE-470になって、より際立つようになった。伝統的なTANNOYのような柔らかさと重厚さはなく、モニター的な音なので、TANNOYファンからは好まれなかったのかもしれないが、現代的なスピーカーで立ち上がり立ち下りが速くてキレが良い。
 RogersのLS3/5aはツイーターが特徴的で少しきつい傾向にあるように感じるので、トールボーイのPrecisionの上に置いてあり、地震で落ちのが怖かったのでマジックバンドで軽く止めてある。これでウーファーより少し低い位置で聴くことになり、高域が緩和され低域が張り出してくるので丁度いい。
 11Ωに変更された初期のころに買ったものだ。これをELEKITのパワーアンプTU-8600RとChriskitMk6のプリアンプの組合せ、300Bの真空管は高音域が薄いガラスに似た響きで綺麗な音がし、ChriskitMk6のオイルコンデンサ交換により風合いが増しました。
 Sonus Faberはイタリアの歯科医フランコ・セブリンが始めたスピーカーメーカーでElecta Amtorというスピーカーは有名です。このあとにMINIMA FM2が出ており、どちらも無垢の木の寄せ木作りでハンドメイドと言われてます。小さいながらも量感ある低音に麗しい高音を奏でてくれ、女性ヴォーカルを夜更けに聴けばうっとりです。
 また、ヴァイオリンの弓と弦の啼き方にも引きずり込まれます。YAMAHA A2000のパワー基板にある電解コンデンサを交換してから、力強い往年の響きが戻り、少し緩やかな低音がMINIMAとマッチし、透き通るような高音もまたMINIMAを流麗にしています。
 ハイレゾな音、端麗で綺麗な音、流麗で味わいの音と大きく性格が異なるわけですが、それぞれに好きな音ですし、同じレコードを聴いても味わいが違って、一粒で三度おいしい。
 そして旧い機材で最新のDACとDSD音源を流してみると実に良い表現になり、オーディオの世界は新旧の組合せでも新しい発見があって面白いです。