予告された殺人の記録を読んでみた   G・ガルシア=マルケス 著  野谷文昭 訳

  不思議な物語ばかり描く作家だなぁと、一体どこからそういった想いが浮かび上がるのか謎めいた人のように感じる。


神坐す山の物語を読んでみた  浅田次郎 著

 神様が居る山とは奥多摩 にある御嶽山で、日本武尊を祀る神社で語り継がれた11の小話が鎮座する本を読んだ。


小澤征爾さんと、音楽について話をする  村上春樹 著

  小澤さんがバーンスタインのアシスタントしていたころの話から、音楽への取り組み方や考え方をシンプルに話されていてわかりやすい。


ステラ・マリスを読んでみた  コーマック・マッカーシー 著 黒原敏行 訳

  兄妹の物語のうち、妹がステラ・マリスという病院に自ら入院してセラピーを受けた記録の物語。兄の物語は通り過ぎゆく者という題名で同じ時期に発刊されている。


密やかな結晶を読んでみた  小川洋子 著

 不条理が道理になってゆく様はぬめりがあって生々しい。日本の作家が描いたとは驚嘆するばかりです。