僕の時代であこがれは日本製ならマイクロ、海外製ならトーレンスとベルトドライブで名を馳せた製品を思い起こすのです。まぁ、なにせ無精な部分があること、ベルトドライブでもダイレクトドライブでも気にならないのですが、回転スイッチを切っても慣性で回り続けるのは貧乏性で待ちきれない、おまけに針の上げ下げが苦手な方で演奏が終わったら上がって欲しい。
国内メーカーで有名なのはYAMAHA GT2000、PIONEER PL-70L2なのだが結構高いし、幅が広くて重いから諦めた。そうなると今まで使ってきたビクターは丈夫だし、作りはしっかりしているように思えて、商売が下手なのが気の毒な点である。ビデオテープでもVHS方式を開発したのはビクターであり、映像と音響技術は優れていた。ということでコストパフォーマンスの高いビクターの中でもストレートアーム のQL-A75を手に入れた次第です。
幅は495mmと見た目からは驚くほど小ぶりにで、重量は14kgと軽くもなく重くもなくちょうど良い。トルクは1.8kg-cmと強力でクウォーツロック、ワフフラッター0.008%、慣性質量350kg-cm2、SN比80dBと申し分なく、回転を停止するとスッと停止する。
幅は495mmと見た目からは驚くほど小ぶりにで、重量は14kgと軽くもなく重くもなくちょうど良い。トルクは1.8kg-cmと強力でクウォーツロック、ワフフラッター0.008%、慣性質量350kg-cm2、SN比80dBと申し分なく、回転を停止するとスッと停止する。
アームはストレートタイプで軽量、時代の流れでカートリッジが軽量軽針圧へと動いていた時代だから、アームも軽量化が図られカーボン化などの商品もありましたが、個人的にはあまり軽いアームは共振しやすいしカウンターバランスがあるからといっても抑えが効きにくい感じを受けます。
あと、ストレートアームはカートリッジを変えるために予備のアームが必要で意外と手に入りにくいのが難点、ずっとS字アームを物色してますがダメですね。さてこのアームは有効長が254mm、オーバーハングは15mmですから、割と長めになっていて好ましい。
軸受はニュージンバルサポートでいわゆる地球ゴマのような構造になっていて剛性が高く調整もしやすいのでありがたい。アームリフターの動きが鈍かったので、呉5-5-6で洗浄したあとにシリコングリスの粘土100,000のものを浸けてメンテナンス。
アームをつまんで動かしてみると余りの軽さに不安がよぎりますが、出てくる音像は見事に期待を裏切りQL-Y7と比べてですが、骨格のしっかりた腰がやや低めな感じになります。キャビネットに厚みがありインシュレーターも大きく重厚感があり頼もしいです。音色に関してはフォノイコライザー やカートリッジの性格の方が強くでますから組合せが楽しいです。
テーブルの上に載っているのはオーディオテクニカのスタビライザーAT673とテーブルシートのAT676です。スタビライザーは上部ぶ凹みがあり、EP盤に使う時にアダプターの上から被せるために空いているのですが、EP盤をかけたことがない。
テーブルの上に載っているのはオーディオテクニカのスタビライザーAT673とテーブルシートのAT676です。スタビライザーは上部ぶ凹みがあり、EP盤に使う時にアダプターの上から被せるために空いているのですが、EP盤をかけたことがない。
AT676はすり鉢状で外周が高く7mm、内周が低く4.5mmになっていて、レコードを載せてスタビライザーを置くとレコードが押さえられソリがなくなります。これでレコードをかけるとストレートアーム が上下せず平らな上を滑ってゆくので静止画を見ているような気分になる。軽いアームにちょうどいいグッズです。【QL-A75 Servis Manual】