リッキー・リー・ジョーンズを聴く

リッキー・リー・ジョーンズ

 名前を見ると男性かなと思うのだけど女性なんです。1979年のデビューアルバム前から話題になって、アルバムを聴いて納得。お金がなかったからレコードをレンタルしてきてテープに録って四六時中聴いていた。声が子供っぽいのだけど唄い方は大人という感じにカントリー調でポップな曲がマッチしていた。バックバンドも有名な人たちだったように記憶している。

 久々に聴いたけど、やっぱりいいね。リズムの取り方とアクセントが独特でちょっと間のある音が印象的で記憶に残る。なんだかんだと言ってもやっぱり1枚目の衝撃が強い。


パイレーツ

 2作目は1作目の延長にあり、リッキーを堪能できる。1枚目ほどには売れなかったのは、1枚目が売れすぎて聴きなれてしまったからだと思うけど、2枚目の方が落ち着きがあってしっとりする安心感がある。

 ラッキーガールという曲なんかはスローで語り掛けるように唄ってくれるし、ストリングスの使い方なんかもクラシカルな感じがしていい。繰り返し聴いても飽きの来ない味わいのあるアルバムだと思う。


マガジン

 スタジオ録音のアルバムとしては3作目です。とても大人びた曲調になって、ポップでわかりやすいリズム・メロディーから流れるような曲調になり、音の構成もより複雑に重なるような感じで、なんとなく気だるさを感じてしまう。