グレゴリー・ポーターは2020年にもっとも売れているジャズシンガーだそうで、太くて柔らかい声が特徴的なのだけど男性ヴォーカルだからと避けてきたのですが、ラジオから特集が流れて米国留学帰りの女子アナDJがもうこれは説明は要らなくて買うしかないです~と苦笑いする解説をしていた夜にHDtracksから20%引きのメールが来ていたので、ついつい買ってしまった。
96kHz24bitのハイレゾダウンロード盤です。最近のアルバムに漏れず音圧が高い、どうもダイナミックレンジを広げて音質を良くしようというのが目的のようですが、個人的にはアンプのボリュームを回せないのが気になる。あいもかわらずいい声をしていて抱擁感がある。そうその抱擁感がちょっとと思うものだから買わなかったのだけど、音楽の構成を聴いていると実に巧みなのに気づいた。幅広い唄い方をするもので、意外にヒップホップ系もいいのです。ランチの後にちょっと濃い目のコーヒーを落としてほっとするひと時に聴きたくなりますね。