MCトランスを繋いだままMMも聴けるようにパス回路を作り、ロータリースイッチで切り替える方式です。機材を入れ替えているうちに何故かMMカートリッジを聴くとハムが載るようになってしまった。
複数のアンプやフォノイコライザーが繋がっていて、アンプのセレクターで音源を切り替えているので、アースラインが複雑なのかも知れない。そうは言ってもMCでは何の問題もない。
MCトランスのINとOUTのマイナス側とEarthは接続して短絡してあり、Earthとアンプを繋いでもハムが出ている。LRチャンネルのOUTマイナス側はアンプでも短絡しているので、ループすると言えばするのだけどシールド線だから疑わしいのはトランスケース内かなと思うのですが、MCのプラス側は切れているし、周りにハムを拾いそうなものもないので不思議です。きっとマイナス側もロータリースイッチで切り替えると良いのでしょうが接点数が不足です。
いずれにしてもEarthとマイナス側の接続を変えるしか無いようです。トーンアームのケーブルを直接アンプに接続すれば問題ないのですから、MCトランスのマイナス側の接続をLR各々独立してマイナス側を短絡し、Earthも切り離してみました。
テストでアンプに接続して音量を上げてみます。ブーンと言っていますが、MCトランスとアンプのEarthを繋いで再度アンプの電源を入れて音量を上げていきます。ハムが出始める位置になっても静寂、さらにボリュームを回しても静かです。さてこれでMCに切り替えてみても何ら問題がなく静かです。