旧いつき合いのアンプ YAMAHA A2000:レビュー

 YAMAHAA2000とは旧い間柄で1983年に発売された時にサンスイとどちらにするか大変悩んでA2000を買いました。それ以来ずっと付き合ってます。この時に使っていたのはマランツで#7と似たデザインでしたが日本製のもので艶やかな音がシャンパンゴールドのパネルと相まって華やかだったように思います。当時はセパレートアンプが各メーカーから出ていてカタログを見ながら憧れていました。

 YAMAHAの音は伸びやかな高音が印象的で低音は細く感じるていたのですが、このA2000は今までのYAMAHA SOUNDとは異なり、トランスやケミコンが大きくて物量を投じた力作で、当時のリファレンススピーカーだった同じくYAMAHAのNS1000-Mを鳴らしきる設計だったのです。このスピーカーも憧れでしたけど、手が届かなかった。A2000のインジケーターパネルを開けるとリッチネススイッチがあり、所謂ラウドネスで小音時に低音を底上げしてくれる。1がNS2000、2がNS1000M、3がその他という設定です。

 このころはターンテーブルが主役でCDが出始めたころでもあり、PHONOが1と2に分かれていて1はMCヘッドアンプも付いている。しかもMMで220pfと330pfとカートリッジの容量にも対応しているし、フォノイコライザー はNF型とCR型の組み合わせでレコードを聴くのが楽しい優れものです。フィルターは低音側のサブソニックフィルターを使っていてウーファーを保護している。あと、DIRECTボタンを押すとTONE CONTROL回路から切り離される。McIntosh C40はToneControlを使ってもSN比が変わらずクリアだけど、A2000はSN比が下がるのが難点だと思います。パワーは擬似的にA級動作してスピーカー8Ω接続で130W出て、低音も迫力あり高音はYAMAHAらしい伸びやかな響になります。このA級動作の要素のために天板が熱くなり放熱が課題です。また、ZDRという先進的な回路設計で歪感が極めて少なくピュアサウンドと謳っていたのは満更でもないです。

 上の子が立ち始めたころ、A2000のボリュームを掴んで立つもんだからグラグラになってしまい困りました。そのうちに忙しくてオーディオをあまり聴かなくなり、たまに電源を入れるとリレーの入る時間が伸びてゆき接点摩耗が起き、MCヘッドアンプの導通も悪くなったので修理してもらいました。重量が26Kgもあるので運ぶのが大変なんです。そして今でもプリ部をC40を使ったり、A2000のDIRECTを使ったりして、ゆったりと音楽を聴いてます。【A2000 Manual】

YAMAHA A2000:修理 音が蘇る