椿の花びらで敷き詰まった絨毯

 椿の花は首の元から落ちるので、花びらが舞って散らかるようなことが無いから大きな椿の下は紅い絨毯をひいたようになり贅沢な道ができる。でも、見舞いに椿の花を持っていく首から落ちるので縁起が悪いと言われる。

 濃い緑の椿の葉の下が、僅かに薄い紅とオシベ、メシベの白さが斑点のように交り、絵柄を織り込んでいるかのように敷き詰められて出来上がる。花で敷き詰めた道を歩くと心も華やかで美しくなれる。