ダイソーの水性ニス塗料でオーディオラックを作る

 真空管アンプとフォノイコライザーが増えて積み上げてあるので、ラックを作って熱対策をできるようにしたかった。また、意外と床の振動を拾ってしまうのでラック下に防振ゴムを入れてみようと思う。振動で音質が変わるわけではないが、基板部品の半田付けが下手なので多少の保護にでもなればとの気休めである。


 部材はパイン材の合板で板厚17㎜を使う。値段も安い方だし、前回は板厚21㎜を使ってターンテーブルのラックを作成し重宝している。問題は塗料をどうするかで、前回は間違って油性塗料を買ってしまったため、匂いが部屋に充満して家族のひんしゅくをかってしまった。でも、油性の方が艶があっていいのだが、今回は水性にしようと思い安価なダイソーの水性ニスのカラー版を使うことにした。板材はホームセンターでカットしてもらったので、切り口を紙やすりで仕上げて木ネジで止めるだけだけど、皿ビスの頭がでないように大きめのドリルで凹みを付けた。ビスの頭が意外に機材を置くときに邪魔になるから、僅かなビス浮きもない方がありがたい。また上板の方にした穴を空けておいたので、木ネジを止めるのにも板と板に浮きができずピタッと簡単に締まってくれた。


 塗装に関してはダイソーの水性ニスを振って空き缶に入れて、そのまま塗ってみた。伸びはまぁまぁで塗り易いのだけど、500*400*350の大きさだと一瓶では一回しか塗れなかったので、追加でもう一瓶を購入するはめになった。色はチークを購入したけどもうちょっと暗い色だと周りにあったように思える。2本買う羽目になるなら、ウォールナットとチークを買って混合すれば、お好みの色になったと思える。


 出来栄えはまずまずだと思えるので、100円の水性ニスで十分だと思う。1日乾かしてから機材を設置した。東京防音のハネナイトシート100*100*2.5㎜を4つに切ってラックの4隅に貼ってみた。床とラックが平らだとは言え歪があるのでガタツキがでるのだが、ハネナイトシートのおかげでピタッと収まった。何日かしてフォノイコライザーの位置を替えてみたら、なんとゴム脚がラックにくっついていた。引上げてみたら、ゴム脚の跡がくっきりと残っている。ニスが乾いてもくっついてしまうのは使い勝手が悪い。ゴム系のものを置くときは紙を挟んでおいた方が無難のようだ。見た目は整理できて随分と良くなった。