Soul to Soul Stevie Ray Vaughan ギター小僧の憧れ

 ずっと欲しかったスティービー・レイ・ボーンのレコードを手にすることができた。ギタリストは好きな人がいっぱいいるけど、ブルースロックギターと言えばスティービー・レイ・ボーンが一等好きだ。もうスカットルバッティンで始まるモントレーのライブなんか見たら一変にファンになること請け合い。まぁ兎に角カッコいい、ストラトキャスターに貼られたSVRのステッカーがまた男の子で実にいいのだ。写真の3枚目のアルバムには収録されていないけど、ジミーヘンドリックスのヴードゥチャイルドやリトルウィングを弾いてて、ギターを背中に回して弾くところなんかを見てるとかなりヘンドリックスに影響されていると思える。ジミーのリトルウィングも泣けてくる泣けてくるけど、スティービーのリトルウィングも泣けてくるほどギターの啼きが堪らない。
 ChriskitのフォノイコライザーからTAPEOUTを通してAccufase E-470で聴いている。明るくてご機嫌なギターサウンドが滝のように溢れ落ちてきてあっと言う間に片面が終ってしまう。謡い方も渋みが増してノリが一段と加速している3枚目のアルバムだと思う。このレコードは安かったけど反りもなくとても綺麗で音質もよい、本当にお買い得だった。いくら曲が良くても録音の質が悪いとガッカリするものだから、良い録音のレコードに当たると楽しくてしょうがない。

 スティービーのギターサウンドはどことなく重みがあって唸るような感覚がある。ギターの弦が太いって言われているのが音の重みにでているのだろうか。それにトレモロアームを結構使うしチョーキングが多いからうねりの強い音になるし、ゆっくりと弾いたときのブルースギターの一音一音のビブラートが心に染込んでくる。いつ聴いても何度聴いてもいいなぁ、これでもっとボリュームを上げて聴けたら最高なんだけど。