再会したレコードとXUV4500Q

 学生の頃にあったレコードなんですが、なぜかなくってBAD Companyのデビューアルバムです。あと2枚あるんですよね、どこへ行ったのか、、、Queenのデビューアルバム、T.RexのThe Slider。今回は巡り合わせで、なんと500円で中古を買いました。送料が690円なので送料の方が高かったという次第です。盤には傷はなく、バチバチとする部分もありますが、クリーニングして何回か聴けば治りそう。BAD Co.は2、3、4作目まであるのにデビュー作だけがなく、悠久の時を超えて再会できた。ポール・ロジャースの歌声がリズミカルで、ミック・ラルフスのリフだけのようなギターがシンプルなブルースロックになっている。アグレシッブロックなど複雑な音像が増えてきた時にシンプルな音を目指したバンドだった。


 こんなシンプルなロックを聴こうとすると意外に合うカートリッジない、スピーカーも違うような気がする。スタジオ録音なのでミキシングされた音だし、定位よりも音の芯がゴリっと出てきて踊るような音像がいいのだろう。クラシックを聴いていたので引き続きortofonMC30のまま、Rogers LS3/5aで聴いてみる。ポール・ロジャースの歌声が柔らかで意外と低音がでている。AMPはMcIntoshC40の20Wなので雰囲気はでるけど歯切れの良さがイマイチなのです。なので、次はPickeringXUV4500Qというカートリッジで聴いてみる。オリジナルの針はシバタ針なのだけれど、これは新品の代用品。まだ、針のエージングが仕切れていないのかサ行がきつめで全体的にシャリットしている。タイトなロックにはマズマズかなと思う。シバタ針にしたら細かい音や余韻も追てくるように思えるけど、結構高いお値段なのでしばらくはこのD5000針でがんばろうと思います。Pickeringは針の前にあるブラシが特徴で、これがまた中古レコードの掃除にはありがたいし、他のカートリッジにはない光景なので結構楽しんでいる。なんかとってもアメリカンですよね。

 録音はiphoneだし、you tubeなので音が間引かれているように聴こえる。でも各々の特徴は出ているようです。もう少し良いマイクがあればなと思案中です。曲名は"Don't Let Me Down"、うんどこかで聞いたような曲名ですね、そうBeatlesの曲にあるのと同じ題名でサビの部分も似ていて可笑しいのだけど別の曲なんです。いろいろな機器で聴いてみるとポール・ロジャースの歌声も変わり面白いです。