数字を一つ思い浮かべろを読んでみた  ジョン・ヴァードン 著 浜野アキオ 訳

  残忍でむたいな殺人事件は謎だらけだ。ただひたすら謎を解き明かすことが主題ではあるけれど…


 連組族殺人事件を解決してきた元刑事、緻密で分析力に優れてはいるのだけど、それゆえに家庭と仕事のバランスはくずれるのだろうか。猟奇的な殺人事件だから人の感情を挟み込んでより揺れ幅を増幅しているのだろうか。
 統計学的な分析はを観るとマーケティングや品質管理を思い起こす。それにしても分析力に優れたものが基礎的な過ちを複数も犯すのだろうか、一つは明白にされて他のことから注意を散漫にさせていることが作者の謎かけのような気がする。