世界を支えるすごい数学を読んでみた イアン・スチュアート 著 水谷淳 訳

  世の中にどれだけ数学が応用されているかを分かりやすく説いた本です。かと言って数学の式が出てこないわけではなく難しい式を見るとぼうっとなってしまうが、現代に応用されている数学も歴史があって進歩してきていることはよく分かる。

 

秋のホテルを読んでみた  アニータ・ブルックナー 著  小野寺健 訳

  アラフォーの女性作家が繁忙期の過ぎたスイスのホテルに逃避行して、結婚と言う人生の終着駅を思いながら心の揺れと年齢に揺れ動くさまを軽快なタッチでかろやかなつむじ風のように通り過ぎるお話し。



ミルクマンを読んでみた  アンナ・バーンズ 著  栩木玲子 訳

  なんともはや変わった題名で何故かキン肉マンを思い出してしまった。なんとなく〇〇マンと言えばヒーローっぽくなるのだけど、本の中に二人存在していた。一人は牛乳配達をする隠れた人気者、もう一人はテロ活動もする政治集団の一人、まあ隠れた人気者は確かにヒーローっぽいと言える。