世界を支えるすごい数学を読んでみた イアン・スチュアート 著 水谷淳 訳

  世の中にどれだけ数学が応用されているかを分かりやすく説いた本です。かと言って数学の式が出てこないわけではなく難しい式を見るとぼうっとなってしまうが、現代に応用されている数学も歴史があって進歩してきていることはよく分かる。

 

コンピューターはインターネットを使うことが多くて、電子計算機だと言うことをわすれてしまうのだけど、やっぱり計算機であって数式の塊のようなものだ。プログラム自体も言語なのだけ文字ひとつとっても2進法なわけで、AIなんて統計の応用なわけです。そうやって考えるとありとあらゆるものが数字であらわせるのだと思える。

 スマホと写真は切り離せない存在になり、写真が銀板からデジタルになったし、音楽もアナログからデジタルになったわけで、ピクセルとかビットストリームとか新たに覚える言葉も増えた。

 どんどん進化する世界だけどケーニヒスベルクの橋問題が現代のデジタルに活かされている点やトポロジーなどの世界も紹介されて面白い。