双子の妹が大学に入った僅か3ヶ月後に失踪する。その事件を関係者のインタビューで綴った形で展開する本。
いくつかのインタビューでまとめてあるけれど、どんなテーマで聞いたのかは良くわからず、育った環境や愚痴が並べ立てられている。その人の状況説明を兼ねているのだろうけど、あまり性格を描写しているとは思えない。失踪した件の話になると何故かみな静的に分析した口調になり、なんだか作者が話しているかのようだ。
これだけのスキャンダルがあって、大学の寮の管理や警察の捜査があまりにも杜撰に見えるし、よくもこれだけロクでもないやつが集まったものだ。姉妹は高校時代に酒浸りだったとは思えないのに大学に入ったらドランカーのようになっていて驚く。それにしても情報収集能力と迅速な行動をする犯人にはどんな能力が備わっているのか不思議である。
推理小説でもないようだし、かと言ってミステリーやサスペンスでもないようだ。どちらかと言えばスキャンダルを並べ立てたゴシップ記事のように思える。