オーディオの備忘録と聴いたり読んだり眺めたり、まったり。
小さきものたちとは鶏のことのようだけど、鶏がマイノリティだとは思えない。各章に小さなタイトルが付いていて、その中の一つが本のタイトルにになっているけど、なぜこれをタイトルにしたのかは判然としない。
フランスとモーリシャスの二国籍を持つ作家ル・クレジオの1963年に発表されたデビュー作です。主人公アダム・ボロを通じて語られる空間に時間軸を感じられることは少なく、虚空のようで実存している錯覚をいだく不思議な世界です。