約束を読んでみた  デイモン・ガルガット 著  宇佐川昌子 訳

  母が父に願った約束はアパルトヘイトの時代から、ずうっと残り続けてしまう。時代の移り変わりとともに家族もまた変貌してゆく。


ブラックホールを読んでみた  二間瀬敏史 著

  宇宙のブラックホールとミクロの量子論が何故か結びつくことを平易な言葉で詳しく教えてくれる知的に面白く深い本でした。


通り過ぎゆく者を読んでみた  コーマック・マッカーシー 著 黒原敏行 訳

  親愛なるひとを失って彷徨う者の話なのだけど物語りと言えるのかはわからない。多くのミステリアスなことが起きるのだけど…


ブルターニュの歌を読んでみた  ル・クレジオ 著  中地義和 訳

  フランスはブルターニュ地方へ10代前半に繰り返し訪れた日々を思い起こすブルターニュの歌と幼年期の第二次世界大戦での日々の暮らしを綴った子供と戦争の二話が収まる。


地下鉄道を読んでみた  コルソン・ホワイトヘッド 著  谷崎由依 訳

  アメリカ南北戦争より半世紀前、黒人奴隷の逃亡と自由を助ける組織を描いた物語り。