ユダヤ警官同盟を読んでみた  マイケル・シェイボン 著 黒原敏行 訳

  アラスカのシトカという街で起きた殺人事件、それを追うランツマン刑事。ミステリーというよりハードアクション物語り。


 シトカという街はあるようだけど、ユダヤ人が何百万人と入植された特別区として架空の設定になっているようだ。起きた事件は他の事件に拡がりをみせ、それにあわせてランツマン刑事の家族の歴史が紐解かれ、絡み合いながら展開される。
 新たな要因が出るたびに色々な人物が出てきて混沌とするのだけど、謎解きということはなく素直に小気味良い展開に身を任せて読める。でもハードボイルドで終わった方が現実を認識させられて苦い味が残る。