Ortofon MC30の音がどことなく音の出方がクスんでしまうような、そしてトレースが弱くなって高音域でかすれが僅かに出ている。古くなってダンパーにへたりが来ているのかもしれないが、取り付けてあるヘッドシェルもオーディオテクニカのMS-9と古いものだ。
MS-9はマグネシウム合金なのだけど、白い泡を吹いていたのはマグネシウムの反応だと思われるし、ダンピングのために貼られている上面のゴムがボロくなっている。
リード線はMS-9に付いていた銀リッツ線で、ヘッドシェル側は半田付けされたものが販売されていた。現在は半田付けされているものを見ることはない。