ちょっと風変わりなレコード

  ヘンデルのアルチーナというオペラがHHK FMより放送されていたので、気になって検索してみたらレコードを見つけました。3枚組で価格も安く盤面も綺麗なようですので買って1面目を探していると、No.6の裏がNo.1になっていて戸惑いました。


 おかしいなと思って、No.2を探すと裏面はNo.5です。普通1枚目の片面を聴いたら裏返して2面目を聴くのですが、これだとレコードを取り換えなきゃいけない。ほんとかなぁ、ラベルの貼り間違いじゃぁないのなんて疑ったのはいいけど、曲の順番なんて知らないし、イタリア語もさっぱりだし、と困った。

 YouTubeに全幕がアップされていて確認したところ、貼り間違いではないようです。要するにNo.6が終わったらNo.1を聴きやすくして、ループで延々と聴けるサービスかと思ったりしましたが、おそらくA面がわをNo.1、No.2、No.3と続けたのだと思えます。う~ん、こんなの初めて見た。でも、使い勝手は悪いです。



 レコードの録音は1962年でDeccaのようです。レーベルのクレジットはLONDONなので、Deccaのレーベルだから間違いないと思うのですが、レコードの紙の袋になぜかTelefunken-Deccaの印字があり、たしかにTelefunkenもレコード会社でしたが、不思議な感じです。

 ソプラノはジョン・サザーランドの全盛期だけあって、声量があってはりのある歌声が響きます。3人のソプラノが歌う場面が多く、オペラで男性の出番が少ないのに戸惑いましたが、レコード盤は綺麗で音質も良く、レコード盤の入れ替えに戸惑いながらも愉しめます。