オーディオの備忘録と聴いたり読んだり眺めたり、まったり。
ノンフィクションかと思って読んでみたら、普通に小説だった。 原題はピアノ調律者なんだけど、ノベルティらしい邦題になっている。
日の名残りとは随分と離れた本だけど、日の名残で哀愁を帯びた筆致が共に生きた三人の情感に宿り、稀有な世界を照らす。