ロンドンのパブで 飲む仲間、その一人がした最後の注文を届けに70歳前後の三人と40歳代の一人が小旅行に出かける。その道すがら過去の日々、触れ合う人とのあやが綴られる。
仕事終わりにパブで飲む日々と起きる出来事は平凡なのに、それがなぜか哀愁を帯びほろ苦く感じられ、良い日よりも辛い日の方が多いのだけど、それでも人の温かさが身体をおおってくれるような物語は英国に多いように思える。
人生は長いようで短いせいなのだろうか、多様な生き方をできる人は少ない。それでも人生には色々な出来事がある。それもまた物語になるようだ。