LT1115 + LT1010 フォノイコライザのノイズ対策

 オペアンプ LT1115のフォノイコライザーを使ってボリュームを上げるとノイズが出るので対策してみた。ぺるけ式フォノイコライザーと切替え式になっている。

 オペアンプの電源を±15VにしたくてMINMAXのDCDCコンバーターを使っているし、その上にフォノイコライザー切替用のロータリースイッチがいて、おまけに基の電源がスイッチング方式のDC電源ときているのでノイズが出ても致し方ないのだろう。


 切替方式にする前は、ホールや教会の音響を再現して音楽を聴く機器を改造してDC12Vで駆動したけど、その時もボリュームを上げるとノイズが気になった。トランスと三端子レギュレーターで直流化していたのだけど、アースラインが良くなかったのかもしれない。

 そこで今回は切替方式を止めてぺるけ式フォノイコライザーと分離し、DCDCコンバーターからコンデンサを組合わせたぺるけ式の簡易両電源に変更しようと思う。そのためにアルミケースを分離してぺりけ式フォノイコライザーを取り外し、切替のロータリスイッチを取り巻く配線も外すとスッキリして見通しが良い。
 次にDCDCコンバーターの基板を電解コンデンサーを組合せた簡易両電源の基板に交換する。これは、ぺるけ式のヘッドフォンアンプ回路に出てくるものを拝借している。基の電源はDC15Vだから、±7Vほどの両電源になり電圧が落ちるけどオペアンプLT1115の動作電圧としては問題ない。スイッチングレギュレーターの電源との組合せは、ぺるけ式ヘッドフォンアンプを作った時にノイズが無く良好なのは確認できているので問題はないだろう。


 アルミケースの蓋のサイズを合わせて切るのに少々苦労したけれど、コンパクトで見た目も良くなった。基板やLEDの配線をハンダして出来上がり。
 電源を入れるとLEDが点灯しICソケットの電圧OKなので、電源を切ってオペアンプを嵌め込みます。RACケーブルを接続してフォノイコライザーとアンプの電源を入れる。ボリュームを少しづつ上げてみるのだけど、この時が一番緊張する。なにせ手作りなので間違ってアンプやスピーカーが壊れないかと心配になるのです。とりあえずノイズは聞こえないのでいつもの視聴レベルまで上げて見るが静かです。配線やセレクターが間違っていないか再確認したけれど正しい。さらに上げてみるとホワイトノイズが聞こえてきた。この位置だと爆音なので全く問題なく、家族にとって迷惑な大きな音の位置では静かであり、これはいいです。
 ビル・エヴァンスのWaltz For Debbyのレコードを掛けてみる。よく左右の配線を間違えるのでよく視聴に使うレコードです。右にピアノ、左にベース、ドラムがきちんと定位し、ウッドベースのゴリゴリした押し出し感や、ピアノのちょっとウィットな感じが醸し出され、ハイハットとシンバルの小刻みな余韻が再現される。LT1115は切れ味の鋭いスピードあるドライブ感がとてもよく出ていて気持ちいい。お客さんのグラスが重なり合う音が透き通るように聴こえるし、なんと言っても針を落としたての時の静けさがとてもいい。


 セッティングの写真ではロータリスイッチがついていますが、穴隠しのためにつけたままです。