教会の席で眠っていた浮浪者は子供用だけど性別はわからないし名前もわからない。ピュウはという名前を付けられてある家族が面倒を看るところからはじまる。PEWとは信者席ということらしい。
ピュウは話そうとしない、でも時折屈託のなさそうな人にひとこと呟くように話す、でもそれだけなので、周りの人がピュウに自分の奥深くにあることをなぜか物語る。それは教会でひとり小さな部屋に入って懺悔をするかのようだ。キリストに教えを問ているかのようでもあり、赦しを求めているかのようでもあり、救いを求めているかのようでもある。カラマーゾフの兄弟の大審問官を思い起こす。
日曜日からはじまって土曜日に物語りは終わる。人はひとに求めすぎるのだろう、もしくは求めずにはいられないのだろうか、ひとりで生まれてきた、死ぬ時もひとりだ。