ホモ・サピエンスが絶滅しそうになるのだけど、なぜかループするはなし。
ずっと未来の設定で各章で主人公が変わり、地域や時代も変わっているようだけど進歩は無く、人の本性の一部が剥き出されたように扱われる。そしてとっても平坦なつくり、文章も平面的で時間軸も突然何千年と飛んでしまう。おまけに後になるほどに粗くなり、振り出しにもどる。
似たような設定でアニメがあったけど、そちらの方が深淵的なつくりだった。それにマーガレット・アトウッドのクレイカーを思い出した。いずれにしても何故3冊も蔵書があるのか不思議です。