グレート・ギャッツビーと言えばフィッツジェラルドの小説、その原稿が盗まれることから話は始まるエンターテイメントな物語り。
泥棒家業のスペクタルで駆け引きが渦巻く作品かと思いきや、登場人物が多くてしかも各人の生い立ちや現状をゆるやかに説明がされて、原稿の盗難が主線ではあるものの主題はちょっと小粋なやりとりのような気がする。
それにしても用意周到な盗みだったのになんとも間の抜けた泥棒である。展開に関しては都合の良い周り方をしているので、どんでん返しのようなことを考えていたのだけど肩透かしをくらう。緊張も少なく余暇を埋めてもらうように読むにはいいのだろう。