箱の中の宇宙を読んでみた  アンドリュー・ポンチェン 著 竹内薫 訳

  箱の中とはコンピューターのことで、その中で宇宙をシミュレーションして宇宙の未開に挑んでいる。大きな宇宙が箱の中に…メン・イン・ブラックでペンダントの中に宇宙があったのを想い出した。


知性についてを読んでみた ショーペンハウエル 著 細谷貞雄 訳

  歯に衣着せぬというか、随分と明け透けに書かれているのが面白い。当時においては人気がなかったようで、その反動なのだろうけど哲学書もまた人間ですね。

ピュウを読んでみた  キャサリン・レイシー 著  井上里 訳

  教会の席で眠っていた浮浪者は子供用だけど性別はわからないし名前もわからない。ピュウはという名前を付けられてある家族が面倒を看るところからはじまる。PEWとは信者席ということらしい。


ブラッド・メリディアンを読んでみた コーマック・マッカーシー 著 黒原敏行 訳

  1833年生まれの少年が荒くれ者たちと荒涼とした大地で悪事にまみれながら生と死の狭間をゆれうごめいていく物語り。


『腸と脳』を読んでみた エムラン・メイヤー 著 高橋洋 訳

 副題に体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するかとあり、緊張するとお腹が痛くなるのには脳と腸に因果関係があるからだそうだ。


『見ること』を読んでみた  ジョゼ・サラマーゴ 著  雨沢泰 訳

  名前を出さず役職や妻とか夫とかで人を表す奇妙な小説です。しかもページには文字がびっしりで改行や段落は僅かですから、とても読み難い。ちなみに邦題は『見ること』だけど直訳すると『明晰さについて』とでてくる。


ビリー・サマーズを読んでみた  スティーブン・キング 著  白石朗 訳

  ビリー・サマーズは殺し屋、一流のスナイパーだ。仕事のために小説家を偽装するのだけど、実際に描き始めてみたら小説家になれる希望を抱く風変わりな物語。


MC Cadenza Red を買ってみた:レビュー

 カートリッジを不注意から壊してしまったので、オルトフォンのMC Candenza Redを買ってみた。発売当時からしたら2倍近い価格になっているので中古を探した。一番古い物だと既に15年も経っていてダンパーの劣化などが心配になるが、オルトフォンのSPU GEはもっと古いのだけど問題なく動作しているので大丈夫だろうと思う。

嘘つきな彼との話  三羽省吾 著

 彼女と彼の話かと思ったら、男同士の友情な話だった。なぜか知らないけど浜田省吾の唄を思い出した。どっちも省吾なんだ…


すべての美しい馬を読んでみた  コーマック・マッカーシー 著 黒原敏行 訳

  読み終えるとジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズのデュエット曲、愛と青春の旅立ちが浮かんできた。少年は青年に旅をした。