1924年生まれの女性ヴォーカル、ブロサッム・ディアリーのCDがちょっと割引だったので買ってみた。ピアノの弾き語りで歌うスタイルでピアノと歌声のマッチングが心地いい。
買ったCDは2枚組で53曲が入ったお得版です。なんとも微笑ましく朗らかな気分にさせてくれる彼女です。ピアノを弾きながら歌うことが実に楽しそうで、アルバム4枚の写真がそのテーストを醸し出していると思います。
フィリップス社のLHH300にCDを入れます。真空管プリアンプのクリスキットのボリュームを上げると300Bのパワーアンプを通してソナスファベールMINIMA FM2からハイトーンでキャッチーな歌声が流れました。
楽曲数が多く時間も長いので途中で飽きるのかしらんなどと思ったりしたのですが、まったくの杞憂に終わりました。
彼女の少女っぽくかわいらしい歌声にほんわかしていると、ちょっと気の張った力のある声を聴いてドキッとしたりしてとても愉しいです。なんて言うのでしょうか、聴く側におもわせぶりな部分がなくて、シンプルに感情が流れてきてそばに居てくれているような、そんな気分にうれしくなります。