実存主義のカフェにて  サラ・ベイクウェル 著 向井和美 訳

 実存主義といえばサルトルを思い出す。その通り、サルトルを中心とした実存主義哲学にそった人たちを振り返り、その方達の考え方や生き方が見事に語られれている。


安価なカーペットで魔法の低音

 2階の薄いフローリングにスピーカーがある。オーディオで一番お金がかかると思えるのは家だと思われる。部屋も狭いのでスピーカーはトールボーイでウーハーは150mm、TANNOYの Precision6.2LEというタンノイらしからぬ音にキレとスピード感がある。低音も引き締まった良い音なのだけど、ウッドベースの低い音が逃げているようだ。


三十九階段を読んでみた  ジョン・バカン 著  小西宏 訳

  1915年に書かれた英国の冒険スパイ小説の古典を読んでみた。本に付いている帯にはヒッチコック監督が映画化とも記されている。


シューベルトの手当てを読んでみた  クレール・オペール 著  鳥取絹子 訳

 チェロを認知症や自閉症の方々、癌末期の患者さんに奏でながら手当を探る記録であり、音楽と人生を紡ぐ詩である。