不快な夕闇を読んでみた   マリーケ・ルカス・ライネフェルト 著 國森由美子 訳

  物語りだけど詩のようにみえる。そうタイトル通りの散文詩であかるくなることはない。


 文章は短めに区切られることが多く同じリズムで流れてゆく。原文では韻を踏んでいるのだろうか、それにしても暗い、短調の交響詩をずっと聴いている、しかも同じ主題が繰り返されて迷子になりそう。
 なぜかヒトラーとユダヤ人が出てくる。暗いオランダの田舎町への符牒なのだろうか、これでベストセラーになったのがよくわからない。これはパロディなのだろうか、そんなにユーモアあふれた人たちがおおいのだろうか、すべては闇の中に…