イェール大学集講義とサブタイトルのある思考の穴を読んでみた。心理学者の講義を本にしたもので錯覚というか見誤り易いということなのだろう。思考は心理学だったんですね。
わかっていても間違える。ハの字の上に同じ長さの平行線を置くと何故か上に置かれた線の方が長く見えます。これと同じことが思考でも起きるわけですが、わかっていても陥るのですから、ある意味この本を読んでも間違えるだろうということですけど、読むわけですから面白い。すでに思考の穴にはい打っているのでしょうか…
本本以下てあるいくつかのことは交渉時のテクニックで紹介されてます。また人はいかに容易に根拠のないことを信じるかということもわかり易く、なのでデマを信じてしまうことになるのでしょう。
数字を示されるとより信じやすくなるのですが、母集団が何かを理解しないといけないのですが、ついつい数字だけを見てしまう。心理学も統計学に基づいているようで、多少は統計の知識があった方が良いようです。有意水準が5%と言えば、ほぼ間違いないと言われますが5%も例外があるのですから、稀もそこそこあるのです。必要条件を満たしていても十分条件を満たさないことはあるのですが、これは注意しないと気づけないですね。