テレーズ・ラカンを読んでみた  エミール・ゾラ 著 小林正 訳

  ゾラはフランスの1800年後半の作家、テレーズ・ラカンは初期の作品だけど代表作の居酒屋やナナを連想させる。いずれも女性が主役であり、堕ちてゆく物語り。


輪違屋糸里を読んでみた  浅田次郎 著

 輪違屋はお座敷に上がる太夫を置いている置屋で1688年創業であり現存している老舗だそうだ。芸妓さんの中で芸を極めたものが太夫で格式が大名に並ぶほどに格式が高く、その一歩手前が天神らしい。糸里は天神で新撰組の内紛と関わりがあった物語り。


ザ・ロードを読んでみた  コーマック・マッカーシー 著 黒原敏行 訳

  確かに道を行く本だ、人生の道でもある。生き残された人々は少なく殺伐とした地上を歩む親子の物語りを読んでみた。


ソクラテスからSNS 「言論の自由」全史  ヤコブ・ムシャンガマ 著 夏目大 訳

  「言論の自由」全史がサブタイトルのようだけど、本の中身そのままでソクラテスからSNSが届くかと思いきや、そのようなギミックは無くてちょっぴり残念。


ハーレム・シャッフル  コルソン・ホワイトヘッド 著 藤井光 訳

  ハーレムと聞くと女性に囲まれた浮かれ気分を浮かべるのだけど、これはニューヨークのハーレム地区だった。オランダ人が住み着いてオランダの都市名から付いた名前らしいけど、黒人街としての方が馴染みがある。ハーレムにはアポロシアターがあってジャズを想い起こし、物語りの1960年前後はビバップの時代だ、でも主人公は好きではないらしい。


箱の中の宇宙を読んでみた  アンドリュー・ポンチェン 著 竹内薫 訳

  箱の中とはコンピューターのことで、その中で宇宙をシミュレーションして宇宙の未開に挑んでいる。大きな宇宙が箱の中に…メン・イン・ブラックでペンダントの中に宇宙があったのを想い出した。


知性についてを読んでみた ショーペンハウエル 著 細谷貞雄 訳

  歯に衣着せぬというか、随分と明け透けに書かれているのが面白い。当時においては人気がなかったようで、その反動なのだろうけど哲学書もまた人間ですね。

ピュウを読んでみた  キャサリン・レイシー 著  井上里 訳

  教会の席で眠っていた浮浪者は子供用だけど性別はわからないし名前もわからない。ピュウはという名前を付けられてある家族が面倒を看るところからはじまる。PEWとは信者席ということらしい。


ブラッド・メリディアンを読んでみた コーマック・マッカーシー 著 黒原敏行 訳

  1833年生まれの少年が荒くれ者たちと荒涼とした大地で悪事にまみれながら生と死の狭間をゆれうごめいていく物語り。


『腸と脳』を読んでみた エムラン・メイヤー 著 高橋洋 訳

 副題に体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するかとあり、緊張するとお腹が痛くなるのには脳と腸に因果関係があるからだそうだ。