エレキギターの名曲、サンタナの哀愁のヨーロッパを聴く

 カルロス・サンタナはラテンロックとして有名だけど、拙者の好きな曲はちっともラテンっぽくない曲ばかり、最初にブラックマジックウーマンを聞いた時はブッタマゲタ。この曲はサンタナのオリジナルではなくピーター・グリーンという英国のギタリストの作曲で、この方はあのフリードウッドマックの創設者なのだが、スティービー・ニックスが参加してからのウッドマックしか知らない。

 さて、このアミーゴというアルバムは7作目にあたり、1976年にリリースされ、レコードカバーの絵を横尾忠則さんが描いて話題になった。ちなみに横尾忠則さんは日本が産んだスーパーイラストレーターだ。このアルバムを今でもたまに聴くのは哀愁のヨーロッパというギターがフューチャーされたインストルメント曲があるからだ。官能的でスローに響くギター音は透き通るように伸びあがりながらもどこか唸りが混ざりあい何とも言えない心地よさで、これはやっぱりメサブギーのアンプで真空管が揺れるせいなんだろうか、いずれにしてもテキーラをあおりながら聴きたいもんだ。