1990年にリリースされた18枚目のアルバムで3,000万枚以上のセールスを記録した大ヒット作である。多彩なゲストを迎えてヒップポップなサウンドを交えリズミカルでノリの良い仕上がりになっている。それまでもラテン・ロックだたけど、ノリの良さには欠けていたように思う。どこかちょっとブルージーで陰な部分がギターのメッサブギー音と同調してたけど、これはポップだ。
普通に聴くとまず音量の大きさに驚く、そしてベースの低音が力強くリズムを切るのに驚き、ヒップポップなヴォーカルが楽しませてくれる。女性ヴォーカルのローリン・ヒルの歌声がこのアルバムに良く似合っている。ギターサウンドとしては最後の収録曲、ザ・コーリングが聴きどころでクラプトンとサンタナのギターが唸っていて左がサンタナで右がクラプトンだと思う。クラプトンの弾いている時間がもうちょっとあったらとおもうのだけれど、クリアなハイトーンが聴ける。イヤフォンもいいけど、ちょっと大きめのスピーカーで聴けたら空気の揺らぎが味わえると思う。