ザ・バンドと言えばボブ・ディランのバックバンドだったことは有名で、結成後も共演していた。曲調はカントリーロックでほがらかで哀愁のある曲が多い。シングルとしてはザ・ウェイトが有名だけどそれは1枚目で同じ1969年に発表された2枚目のザ・バンドにはない。アルバムとしてはこのザ・バンドが最も売れていて、まさにザ・バンドそのものの音で心地良い、穏やかな気持ちにさせてくれる。
A面2曲目のRag Mama Rag がシングルカットされているけど、3曲目のThe Night They Drove Old Dixie Downの方がザ・バンドらしく感じる。演奏を聴いていると上手いなぁとは思わないのだけど、音と音の間に適度な隙間があってそれがうねるところにノリがでるところがいいんだと思う。