デューク・ジョーダン So Nice Dukeを聴く:レビュー

  チャーリー・パーカーのクィンテットのメンバーとして名が広まり始めたジャズピアニスト。ソロアルバムはフライト・トゥ・デンマークが有名です。とてもメロディアスな旋律が印象で、穏やかで左手の伴奏がジャズピアノとしては印象的です。

 このアルバムはデューク・ジョーダンが作曲家としても優れていることを示した「ジョードゥ(Jordu)」が入っているのが良いところ、クレジットを見ると1982年の録音なので作曲してからは随分と経ってからになるし、名古屋での録音というのも驚きです。


 最初の2曲はピアノソロで高音域のピアノの響きが心地良く、クラシックを聴いているように思えてきます。3曲目のMy Funy Valentineはスタンダードナンバーでマイルスの録音が特に有名です。


 そして、4曲目がジョードゥ。ベースのうねりにピアノの旋律が乗って、ドラムのビートがカッコイイ。うーん、いい曲ですね。ジョーダンの作曲は2曲ですけど、2002年にリマスターされていて音質もいいです。