MCトランスのパス回路にハムが出る

  MCトランスを繋いだままMMも聴けるようにパス回路を作り、ロータリースイッチで切り替える方式です。機材を入れ替えているうちに何故かMMカートリッジを聴くとハムが載るようになってしまった。



祝宴を読んでみた  温又柔 著

  台湾生まれの日本育ちの作家と同じ環境の家族を描いたお話し、中で家族間の繋がりや、知人隣人の助けなどを柔和な文章が安らぎを作り、核家族になりすぎて血筋の縁故を忘れてしまったことを肌に感ずるこのごろ。


Luxman L-550AXⅡ (AX2) を買ってみた:レビュー

  新しいアンプを買うにあたり、Sonus Faber MinimaFm2を艶っぽく鳴らすことを前提にあれこれと迷った結果、L-550AXⅱにしようと思った。まず機材をおけるスペースからプリメインで高さが190mm以下でないといけないし、古い機材だと修理も考えなければいけない。でも、真空管の方がMinimaFM2には合っているような気もして随分と迷った結果、LuxmanのA級アンプになった。

 アナログメーターはあるし、ボリュームはエンコーダーによるステップ切り替えでガリは出ないし、フォノイコライザーはあるし、重量も持てる範囲だし、日本製で保守もきちんとしていて安心感がある。

一刀斎夢録を読んでみた   浅田次郎 著

  JALの月刊誌にエッセイを書かれていて、とても洒脱で愉快な文章に狭い座席の中で笑いをこらえながら読んでいた。その時に日本ペンクラブの理事もしているのだと知った。でも本を読んだことはなく家に置かれた一刀斎を何気なく読んでみたら面白い。さすがに 新選組三番隊隊長 斎藤一の歴史小説なだけに愉快ということはないのだけど、洒脱で臨場感あふれる映画を観るかのような文章はJAL月刊誌に書かれていた香りがより強く発せられている。



世界を支えるすごい数学を読んでみた イアン・スチュアート 著 水谷淳 訳

  世の中にどれだけ数学が応用されているかを分かりやすく説いた本です。かと言って数学の式が出てこないわけではなく難しい式を見るとぼうっとなってしまうが、現代に応用されている数学も歴史があって進歩してきていることはよく分かる。

 

秋のホテルを読んでみた  アニータ・ブルックナー 著  小野寺健 訳

  アラフォーの女性作家が繁忙期の過ぎたスイスのホテルに逃避行して、結婚と言う人生の終着駅を思いながら心の揺れと年齢に揺れ動くさまを軽快なタッチでかろやかなつむじ風のように通り過ぎるお話し。



ミルクマンを読んでみた  アンナ・バーンズ 著  栩木玲子 訳

  なんともはや変わった題名で何故かキン肉マンを思い出してしまった。なんとなく〇〇マンと言えばヒーローっぽくなるのだけど、本の中に二人存在していた。一人は牛乳配達をする隠れた人気者、もう一人はテロ活動もする政治集団の一人、まあ隠れた人気者は確かにヒーローっぽいと言える。



2022年に買った音質の良いアルバム

  2022年はウクライナでの戦争に始まり、物価上昇によるインフレが進み動乱の一年でしたが、大谷選手を応援し、サッカーを観て喜び、音楽を聴いて住ごせることに感謝します。

 相も変わらずアナログのLPを買っていますが、音質的にはDSDで録音されてDSDで発売されているデジタル音源を聴くとさすがにDSDの方が安定してよいアルバムが多く、特に無音時の静けさが聴感に大きくかかわっているように思えます。

小さきものたちの神を読んでみた  アルンダティ・ロイ 著  工藤惺文 訳

  インドに住む幼き双子の姉妹の思い出を振り返るお話し。20世紀後半の時代なので同じ時代の若き頃を書いた『喪失の響き』を思い出したけど、随分と趣は違って青春時代の哀愁感は少なく、『斜陽』のような陰りと退廃のなかにカースト制度の絶対感が漂う。



略奪の帝国を読んでみた  ウィリアム・ダルリンブル 著 小坂恵理 訳

  イギリス東インド会社の興亡と副題にあるとおり、世界で初の会社の歴史書です。1600年にインド貿易を始めるにあたり、船舶への資本集めとして航海ごとに株式を集め利益を分配したことが株式会社の始まりですが、これだと保険に近い形式だったように思われます。1600年と言えば日本国内では関ヶ原の戦いなのですが、すでに資本主義の産声が生まれていたわけです。