名ドラマーであるジミー・コブの This I Dig of You を聴く

  ジミー・コブと言えばマイルス・デイビスのカインド・オブ・ブルーを想いだしますよ、あれから60年の歳月を経て90歳でのリーダーアルバムです。これを買ったのはジミー・コブが亡くなられてしまい最後のアルバムになったからです。メンバーは、Peter Bernstein (g), Harold Mabern (p), John Webber (b), Jimmy Cobb (ds)の4人、とても90歳には思えないドラミングでJAZZが聴ける優れたアルバムだと思います。

 96kHz24bitのハイレゾをダウンロードして聴いてますが、最近の録音とマスタリングは本当に素晴らしい、ハイハットの叩き方やベースのネッキングの音がリアルに聴こえ、音圧が高くてS/N比が良いからダイナミックレンジが拡がって聴こえる。いい音だし、安心して聴くことができる。ピーターのギブソンのギターがふくよかで饒舌でいかにもフルアコっていう鳴り方がして気持ちいい、それにドラムの刻みが溶け合って良くマッチングしている。ハロルドのピアノが軽やかに切れ込み、ジョンは押し出しが強くうねるベースを弾いてくれる。実に心地良い時間を与えてくれる。