これは英国産のレコードクリーナーで随分と昔から変わらずに売っている。このミルティのレコードクリーナのスポンジ部分が下手って潰れ、クッション性が悪くなったのと、持ち手とクリーナーまでの高さが狭くなり、拭きにくくなってしまった。
新品を買っても左程の値段ではないので買えばいいのですが、ケースの色が赤茶色から青紺色になっていて、なんとなく風情が乏しく感じられるし、拭く面のビロード自体は綺麗なままなので、ちょっと工作しようかと思います。
スポンジは台所で使う清掃用もの物があるし、扉の隙間風を防ぐテープもあるので、この中から硬さと高さの良さそうなものを買えば良いと思い、ダイソーへ出かけた。
本当に100円で何でもあるダイソーにはいつも驚かされて重宝しています。
売り場でどれにするか悩んでいたら、カミさんが「何故、清掃スポンジを買うの?」と怪訝そうに訊くものだから回答すると、「それなら形状が少し違うけど家にある」といかにも買うなというシグナルを送ってくる。
なんのことはない、キッチンで使っているのだけど不満があるようで、在庫処理をさせられた。カミさんに逆らうと碌なことがないし、出費が抑えられたので良しと考えるのが仕合せである。
まずは、ビロードの生地をベリベリと剥がし、裏についた古いスポンジを爪でこすって削ぎ落す。
次に持ち手のプラスチック部分の面に合わせて、カッターでスポンジを切り落とし、残った面のスポンジを指でお押して、一様に平らに圧縮する。新しいスポンジを大きさに合わせてハサミでカットして合わせてみたら、意外にも高さが大きくてカバーが浮いてしまう。
仕方がないので高さも合わせてカットした。小さめのハサミで切ったため、カット面に段差が少し出来てしまった。
ラシャ鋏のような大きいものを使う方が良さそうに思える。さて、次に両面テープを張るのだけど、粘着テープの方が薄くて、カバーしてある保護テープの方が厚く結構剥がしにくい。
スポンジ面に貼ってから剥がすのは難しいので、先にテープを指に貼り付け、淵の保護テープを剥がしておくと良いようだ。
遠目から見る分には新品のように見える。試しに使ってみると、思ったよりスポンジが固く感じるけど、このぐらいの方がレコードを拭きやすい。とりあえず、上出来だと思い、使い続けようと思う。