PCOCC導体のリード線を買ってみた

  少しまとまったお小遣いが懐に入ったので新しいカートリッジを買おうと思い、先にヘッドシェルとリード線を買うことにした。ヘッドシェルはオーディオテクニカのMG-10をヨドバシカメラが40%OFFで売っていたのを見て直ぐに買ってしまい、リード線はヤフオクで1000円以上だと300円引きのクーポンがあったのでついつい買ってしまった。リード線による音の違いは判りづらいのでそれほど気にしてはいないのだけど、keis911さんのオーグラインのリード線を買って長らく聞いていると僅かになごやかさを感じたので、今回もkeis911さんから買うことにした。以前からPCOCCの線に興味があったし、オーグラインよりは随分安いのでお買い得だと思う。


 そのリード線の内容は、オヤイデ電気製の PCOCC-A ケーブル ”HPCー22W ”を使用し、『シグナル線が PCOCC-A 0.08mm×60本撚りが2本、シールド側が同じく PCOCC-A 0.12mm×53本横巻という構成のシールドケーブルです。マルチブリッド(+/-の線材、線数などを別仕様にする)で仕上げてみました。

+側にシールドで使用されている 0.12mmを25本撚り、

ー側にシグナル線の 0.08mm×60本撚りの構成です。

”PCOCC-A” らしい情報量の多いスピードを持った音を出します。マルチブリッドで仕上げた効果か、解像度も上がり上下左右の広がり、奥行き感など良く表現してくれます。今回のリニューアルにより音像が前へ出てくれるようになりました。JAZZ、ROCKからクラシックまで何にでも向くリード線だと思います。』と記載されています。


 さて、GoldringのEthosを買うには不足金を貯めようとしていたのですが、Ethosで検索していると、ギリシャ語で精神を現わす名をこの新たなカートリッジに冠しました。と同じ文句なのに社名はOrtofon、しかもSPUで世界限定500個、それに価格がGoldringより安くて手元資金で買えてしまう。オーディオユニオンさんにメールで問い合わせたら、値引きまでしてくれると聞いて予約してしまった。そうなるとSPUにはカブトガニのようなカートリッジが付いているのだから、買ったヘッドシェルとリード線がもったいないので、MC30のカートリッジを付け替えることにした。ヘッドシェルを換装したカートリッジをトーンアームを付けてみると、ヘッドシェルがパコっと浮きが上がり、マグネシウム入りなので随分と軽いのを実感、カタログを見たらシェル自体の重さが9.3gだった。リード線によっては穴が小さくて硬かったり、大きくて緩々な場合があるけれど、keis911さんのは丁度良くて本当に助かります。


 音質の方ですが、付け替えた当初はなんら変わりがないように聴こえました。オーグラインの時は最初こもった音になったのですが、純銅だけあってスッキリしているのでしょう。リード線で音の違いを明確に感じたことはないのですが、何枚か聴いたうちの1枚で、うん?こんなに綺麗なメロディラインで明瞭だったかしらんと思うのに出くわした。MC30は情報量が多いものの低域はふっくらしていてボアっとするところだけど、やっぱり多少変わるようです。2013年に古川電工がPCOCCの製造中止してから、すでに7年が経っていますので貴重品になりそう。