LHH300がCDをまたもや認識しなくなった

  愛用というかCDデッキはこのLHH300一台しか使ったことがない。CDを認識しなくなったのはこれで3回目です。原因はこのデッキの弱点であるゴムベルトです。でも今回は3年ほどでゴムが滑るようです。



 30年以上使用していて3回目ですから少ないように思えますが、購入した時は音のつまらなさや日常の多忙さにかまけてオーディオから離れていたし、1回目の修理をした後も使用が少なかったからです。ゴムなどは経年劣化なので、使っていなくても悪くなり、使おうとしたら動かないという状況でした。

 2回目は自分でゴムベルトを交換しているので、どの部分が悪いのか想像がつきます。トレイは大丈夫のようですから、CDを押さえに来るアーム部の駆動だと思います。該当品のゴムベルトを持っていないのですが、TEACのカセットデッキが不調になった時に買ったゴムベルトに代用品があると思うので、急場しのぎにはなるかと思います。


 本体をラックから引きずりだして蓋を開けて見たところ、なんとCDをきちんと読み込むではありませんか。該当品を買うまで持つかと思いラックに戻しました。

 でも、残念なことに翌日にやっぱりCDを読み込みません。再度ラックから引きずり出して蓋を開けて動作させます。やっぱりアームスイングが下がりきらずに止まってしまいます。

前面パネルを外してCDM-4の読み込みユニットを取り外します。トレイ側のビス2本と奥の右側1本はトレイを引き出さないとビスが見えません。トレイを引き出すには、アームスイングの軸部にある白いプーリーを手で回して上げます。原因は、このプーリーが回りきらないのです。

 CDM-4を取り出すのですが、CDを読み込むレンズがむき出しになるので、傷つけないように細心の注意が必要です。それから、コネクタを慎重に外します。電源とおもわれる2本線のコネクタはノッチ付きですから、ノッチを抑え込んで外します。

 アームスイングはプーリーが2段になっていて、モーター側はモーターを外さないと交換できません。まずは、モーター側のゴムを外し、該当するゴムの径は32φですが、手持ちは線径が細いので少し小さめを選んで嵌めます。なんとなく頼りなさげなので外したゴムを呉工業のゴムプロテクタントを塗ってみます。よく乾かしてから細いゴムの上に被せて取り付けました。


 CDM-4を元に戻して、コンセントを入れてみます。残念なことにアームが下がりません。なので2段目も交換します。2段目のプーリーのゴムはCDM-4を外さなくても交換できるので、モーター側と同じ処置を施しました。プーリーの位置をセットしてコンセントを嵌めて電源を入れます。CDを入れてみると、ちゃんと動きました。

 翌日にCDを入れてみます。あー良かった、認識します。それほど長く持ちそうな気がしないので、そうそうにゴムベルト手配しようと思います。アマゾンは品切れで納入予定がないようですので、ヤフオクで買おうと思います。


 ちなみにLHH300の価格を見ると、なんと5万円ほどします。LHH500だと8万円ほど、LHH700だと10数万円もします。純正のオペアンプはNJM5534Dで、音がナチュラル過ぎて物足りないのでOP42とMUSES03に変えてあり、とても気に入っているのでゴムベルトは必需品です。

LHH300トレー差動ベルトの交換

LHH300のCD読込不良

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