セカンドアルバムのListen to the musicでヒット曲を飛ばした後、この4枚目のドゥービー天国からBlack waterが初の全米1位となり、有名なバンドになりました。このころはファンキーなサウンドあり、アコースティックありとバラエティに富みながらリズムが跳ねる楽しい楽曲が多いように思え、ライブは楽しかっただろうなと思ってしまう。 スタンピート このアルバムはドゥービー天国に続く5枚目で、全米4位となりゴールドディスクをもらうヒット作となった。元スティーリー・ダンのジェフ・バクスターが加わって3人のギターサウンドなり、賑やかしさが加速された。しかし、スティーリー・ダンと言えば緻密なサウンドでライブはやらないグループだったから、ジェフ・バクスターの加入は意外でした。
メンバーは4人で誰もが稀有な存在だったため、ドラマーのジョン・ボーナムが急逝したため解散してしまった。未だに続きを聴きたかったのは拙者だけではないだろう。ベースのジョン・ポール・ジョーンズと創り出すグルーヴ感はとても心地良いし、ジミー・ペイジの弾くギターラインに合わせてリズムをうねらす一体となったサウンドは他ではマネができない。ロック・ドラマーとして最高の呼び名が高いもう一人のドラマーであるキース・ムーンとは親友であり、当初のドラマー候補だったことは面白い。ドラマーで好きなのは、ジョン・ボーナム、ジェフ・ポーカロ、スティーブ・ガッド、トニー・ウィリアムス、チャーリー・ワッツかなと思う。 ファーストアルバムの1曲目Good Times Bad Timesを聴いた瞬間に虜になり、ロバート・プラントの高い歌声が脳天をぶち抜かれたことが蘇る。そしてこの2枚目はよりハードな音の展開でエネルギッシュなまま1枚があっというまに終わってしまう。作曲的には他者の歌詞やメロディラインを意図的に嵌め込んであるため、いろいろと物議をかもしたようだが、名盤であることは疑いようのないことだと思う。