実存主義といえばサルトルを思い出す。その通り、サルトルを中心とした実存主義哲学にそった人たちを振り返り、その方達の考え方や生き方が見事に語られれている。
安価なカーペットで魔法の低音
2階の薄いフローリングにスピーカーがある。オーディオで一番お金がかかると思えるのは家だと思われる。部屋も狭いのでスピーカーはトールボーイでウーハーは150mm、TANNOYの Precision6.2LEというタンノイらしからぬ音にキレとスピード感がある。低音も引き締まった良い音なのだけど、ウッドベースの低い音が逃げているようだ。
更に、古くて素敵なクラシック・レコードたちを読んでみた 村上春樹 著
更にとあるのは続編だからです。でも、なぜか続編から読むことになりました。見出しは曲目ごとで104あり、曲目によっては上下になっているものが15ありますので、実際には119の見出しに相当します。だいたい見出しごとに4〜6枚のレコードを紹介していて、一つの見出しを5枚で単純計算すると5*119=595枚になります。
ATH-ESW9LTDを買ってみた:レビュー
オーディオテクニカのヘッドフォン ATH-ESW9LTDは2014年11月21日発売なので、すでに10年ほどの歳月が流れており、生産中止になっている。なので中古品になりますが、音はいたって康らかで艶がある。
高い窓を読んでみた レイモンド・チャンドラー 著 村上春樹 訳
フィリップ・マーロウ、言わずと知れたハードボイルドを産んだ探偵。昔にチャンドラーの名作と謳われた長編を読んでいるのですが、文章が短絡的で粗かったためにずっと読まずに 過ごしてきた。でも、村上春樹という名が記載されているのを見つけ本を手にとった。
『七つのゴシック物語』を読んでみた アイザック・ディネーセン 著 横山貞子 訳
デンマークの女性作家アイザックの短編集(2巻)。どの作品も貴族やブルジョワが出てくるので19世紀初頭なのでしょう。キリスト教の思想を背景に時代の観念をすこし懐疑的に話している。1934年のデビュー作であり、どの小説も知的なセンスとユーモアを持ち合わせている。
LUXMAN P-1u ヘッドフォンアンプを買ってみた:レヴュー
ヘッドフォンを鳴らすのにパワーは少なくても良いのだけど、なかなか良いアンプが見当たらない。そこで、LUXMAN P-1uを買ってみた。2009年10月の発売なので既に20年を越す歳月を過ぎているものの味わいは年代物のスコッチのようだ。
霊山を読んでみた 高行健 著 飯塚容 訳
1940年中国生まれ、フランスに亡命したフランス国籍の作家。ちょうど亡命したころに発表したのが、この『霊山』という小説で霊山へ向かって旅をするのだけど彷徨っているのは自我なのだろうか、それともそれ自身が霊山なのであろうか…
クジラと話す方法を読んでみた トム・マスティル 著 杉田真 訳
作者はカヤックに乗ってカリフォルニアの海でホエールウォッチングを楽しんでいた。そこにザトウクジラが身を翻しながら空を飛んできて、豪快な水飛沫の中に二人は消えた。この映像がYou Tubeで公開され記録的なクリック数を起こす。
老語………1
下の階から何やらゴソゴソと音がする。どうも朝らしい、まだまだカーテンは薄暗く冷たい静けさが覆っている。目覚まし時計の音も鳴らず、起きる時間を気に留めることもなく毎日が日曜日とは言うものの不規則な生活を営めるほどの可笑しさもなく流れてゆく日常は仕合せなのであろうか…
MCトランスでノイズが出て困った時の配線
MCトランスを別のアンプに接続してみると何故かノイズが出ることがある。これが実に困ったもので、位置を変えてもブーンと言う音がボリュームを上げると出てしまう時がある。複数台のアンプを相互接続しているせいなのかも知れないが、よくわかりません。
『調書』を読んでみた ル・クレジオ 著 豊崎光一 訳
フランスとモーリシャスの二国籍を持つ作家ル・クレジオの1963年に発表されたデビュー作です。主人公アダム・ボロを通じて語られる空間に時間軸を感じられることは少なく、虚空のようで実存している錯覚をいだく不思議な世界です。